コーヒー生豆生産地風景〜ケニアのスペシャルティコーヒー
コーヒー生豆生産地風景〜ケニアのスペシャルティコーヒー
コーヒー生豆生産地風景〜ケニアのスペシャルティコーヒー

ケニア

商品一覧

[ 並び順を変更 ] - おすすめ順 - 価格順 - 新着順 全 [9] 商品中 [1-9] 商品を表示しています

ケニアのコーヒー生豆について

ケニア
概要
コーヒー生豆生産地風景〜ケニア
  • 標高:1,400〜2,000m
  • 言語:スワヒリ語、英語
  • 収穫期:10月〜12月(メインクロップ)、4月〜7月(フライクロップ)
  • 年間生産量:80万〜100万袋(4,500万〜6,000万kg)
  • 一般的栽培品種:SL28, SL34, K7, ルイル11, バティアン
  • 平均耕作地面積:コーヒー生産のおよそ50%は1〜14ヘクタールほどを保有する“小規模生産者”で、残りの50%が15ヘクタール以上の農園(エステート)によるものです。
    上記の小規模生産者たちはまとまって生産者組合(協同組合)を組織し、生豆を組合が運営するミルに持ち込みます。コーヒーはそのミルの名または組合の名(或いはその両方)がつけられ、取引されます。
全体的な風味の傾向
全体的な風味の傾向〜コーヒー生豆生産地風景〜ケニア
ケニアのコーヒーは、業界内では「コーヒー界のスーパーモデル」ともてはやされています。全てにおいて洗練されかつ濃厚で豊かな味わいです。一般的に、クロスグリのフレーバーに、グレープフルーツと表現されるような柑橘系の酸味があり、はじけるような酸味としっかりした甘み、クリーミーな口当たりといった特徴があります。また、品種ごとにロットを分けることで際立つケニアのコーヒーのプロファイルにはうっとりとさせられます。例えば、SL-28の品種には凝縮されたクロスグリのフレーバーがあり、フレンチミッション系の品種にはまろやかなレモンの風味を強く感じます。比較的新しいさび病耐性の品種、ルイル11やバティアンなどには、好ましくないフレーバーを感じるときもあることは事実ですが、バティアン(非常に新しい品種で栽培量はまだ多くない)は、病気に強くかつ美味しいコーヒーへの需要を受けて作られました。今後が楽しみです。
栽培地域
コーヒー生豆を生産しているケニアの地域
コーヒー生豆生産地風景〜ケニア
ブンゴマ(Bungoma)、エンブ(Embu)、キアンブ(Kiambu)、キリニャガ(Kirinyaga)、キシイ(Ksii)、マチャコス(Machakos)、メル(Meru)、エルゴン山(Mt.Elgon)、ムランガ(Murang'a)、ナクル(Nakuru)、ニエリ(Nyeri)、ティカ(Thika)、タイタ(Taita)、タヴェタ(Taveta)、トランス・ンゾイア(Tran-Nzoia)
生産処理
生産処理〜コーヒー生豆生産地風景〜ケニア
ケニアには非常にユニークな生産処理方法があり、その手法がコーヒーの品質に大きく貢献しています。それが“ダブル・ファーメンテーション”と呼ばれる方法で、コーヒーを醗酵槽に2回(それぞれ12〜24時間ずつ)浸すというものです。2度コーヒーを浸す工程の合間には、コーヒーを綺麗な水で丁寧に水洗いするという工程があり、表面に残った余分な有機物をすべて洗い流します。
その後、コーヒーは水路を通り密度によって選別されるだけではなく、乾燥前にさらに程よい“こすり洗い”がほどこされます。水路を抜ける際には密度が低いために浮く豆(フローター)が取り除かれ、密度の高い豆だけが選別され、次の工程に進みます。水路を抜ける旅路のあとは再び24時間ほど、タンクの中に浸されることになります。このように、再度水に浸すことにより、コーヒーに含まれるアミノ酸とたんぱく質を強化する作用があると言われています。
コーヒー生豆生産地風景〜ケニア
続いてタンクから水が抜かれ、コーヒーは“プレ・ドライ”もしくは“スキン・ドライ”と呼ばれる工程に入ります。干し棚の上に薄く敷き広げたコーヒー豆を直射日光の下で6時間ほど乾燥させます。これによりパーチメントが割れにくくなります。“プレ・ドライ”が終わるとコーヒーはより大きな棚に、比較的厚めに敷き詰められ、状況をみながら7日〜14日間乾燥されます。
ケニアでは、コーヒーは水分含有量11〜12%まで乾燥させます。
この手法は、資源的にも、労働力を考えても間違いなくコストのかかる処理方法ではあります。しかし、ケニアのコーヒーは最もクリーンで濃厚でいて、長い余韻を楽しめるコーヒーです。コーヒー栽培に適した標高と、品種の特性に加え、この緻密な生産処理のおかげでそれが実現していることに違いないのです。
独自の取り組み
独自の取り組み〜コーヒー生豆生産地風景〜ケニア
ケニアは中南米で知られているさび病(Roya)と、CBD(Coffee Berry Disease)にへの対策に非常に力を入れています。これまで数年間、政府はルイル11、バティアンに代表されるようなさび病への体制のある品種を導入してきました。しかしながらそういった品種は“カッパー”の面々から酷評されてきました。しかし現実的なところ、こういった耐病性のある新しい品種がなければほとんどの農園は壊滅してしまうでしょう。生産者にとっては品質と評価の高いコーヒーを作りつつ、利益を生み出し、サステイナブルなビジネスとして農園を切り盛りしていくバランスが非常に重要です。
Cafe Importsでは、ケニアの在来種であるフレンチミッション系の品種やその他の新しい交配品種を栽培しているいくつかの生産者とパートナーシップを結んでいます。
ケニアでは木を新しいものへと植え替えるのではなく、剪定を行うのが一般的です。生産者は切り株から出た芽のうち3つ以外を間引きします。そしてその3つの幹を順番に剪定して収穫を続けることで、トータルの生産量を落とさないようにします。この手法により、非常に古い株から新しい枝を育てるのです。
国内では様々な剪定手法が見られますが、その目的はどれも同じです。新しい枝が伸びやすい環境を作り、樹木への負担を軽減し、品質の高いチェリーを育てるためです。
また、ケニアでは他の生産国同様、1年に1回、旱魃の時期があります。ある農学者によれば、この旱魃はコーヒーノキにとって非常に意味のあるものだそうです。旱魃の時期が木そのものを強化し、旱魃後に訪れる雨季の開花に向けてよりたくましい木になるのです。
コーヒー栽培の歴史
コーヒー栽培の歴史〜コーヒー生豆生産地風景〜ケニア
ケニアに最初にコーヒーがもたらされたのは1893年、南部のタイタン・ヒルズへやってきたスコットランドの宣教師、ジョン・パターソンによるものだったと考えられています。
これは非常に面白い点です。ケニアはコーヒーの生誕地、エチオピアに隣接している国だからです。20世紀にも及んで、コーヒーは北側へ向かって、ヨーロッパの人々が居住する地域へと限定的に広がってきました。
1923年にデヴォンシャー白書(デヴォンシャー公爵によって発行されたもので現地のアフリカ人とヨーロッパ人の間における土地所有権などについて記したもの)が発行されると、コーヒーはヨーロッパ人の居住地以外へも広がりを見せました。
1933年、ケニアにおけるコーヒーのオークション制度のはしりが出来上がりました。今日でも、ケニアではコーヒーの売買がこの方法で行われています。生産者たちはこの方法がコーヒーの価格を高い値で安定させる最も効果的な方法であると主張します。自由市場のシステムに則り、複数の入札者が参加することでより高い値で販売することが出来るのです。Cafe Importsでは、ほとんどのマイクロロットはこのオークションのシステムを通じて購入していますが、中には長期的で公平性のある取引を行い、オークション外からのコーヒーも購入しています。
オークションシステムにおいて重要な要素は、生産者と購入者の間に立つ中間業者です。
コーヒー栽培の歴史〜コーヒー生豆生産地風景〜ケニア
オークションは以下のように進行します。
すべての農園や協同組合はそれぞれの中間業者と組んでいます。中間業者は1.5〜3.0%のマージンをとり、売上に対して4%の課税がされます。
生産者は、中間業者が彼らの代理でオークション持ち込むコーヒーを栽培、収穫、生産処理、脱殻までを行います。中間業者が買い手を探す役割を果たします。買付見込みのクライアントは、入札する前にコーヒーをカッピングし、品質を確認することが出来ます。これは、その他の国(例えばエチオピアのEthiopian Commodity Exchange(ECX))にはないシステムです。数多あるマイクロロットの全てをカッピングし、その中から珠玉のロットを見つけるため、どの輸出業者のラボにも大抵、どこまでも続く長いカッピングテーブルと列をなすサンプルロースターがあります。ひとたび素晴らしいロットが見出されれば入札がされ、取引が進みます。コーヒーの輸出の手続きが始まります。
我々がパートナーである輸出業者からのサンプルをカッピングする際には、ほとんどの場合、既に彼らがある程度のロットを確保してくれています。
Cafe Importsのケニアでの歩み
Cafe Importsのケニアでの歩み〜コーヒー生豆生産地風景〜ケニア
Cafe Importsは、10年前からケニア産のコーヒーを直接買い付けており、また、アメリカのコーヒー市場に初めて「マイクロロット」を持ち込んだ先駆けといえる存在です。当時、いくらスコアが高く、トレイサビリティがあるからといって、リスクを冒し、量の少ないロットにお金を支払って買い付けるような人はほとんどいませんでした。しかし、ジェイソン・ロング(Cafe Imports購買責任者)はそれをやってのけたのです。結果はご承知の通りです。
Cafe Importsはケニアのいくつかの中間業者とパートナーシップを組みながら買付をしてきました。そのうちのある業者は非常に革新的な組織です。彼らは単にコーヒーの売買を行うだけではなく、2006年より、生産者が長期的に自立し、成功を修めてもらうために、彼らに向け、農学とビジネスに関するトレーニングプログラムを提供しています。既に100,000人もの生産者がこのトレーニングを受講しました。この信念はCafe Importsが掲げているものと非常に似ており、彼らのように志の高い業者、生産者からの品質の高いコーヒーを提供できることを非常に誇らしく感じています。
ケニアの今後
ケニアの今後〜コーヒー生豆生産地風景〜ケニア
ケニアのコーヒーをカッピングしていると、あるいは単に「平均的な」ケニアのロットが他の国のコーヒーと並んでいるのを味わうだけで、ケニアの生産者が、他の国にはない、いかに類稀なコーヒーを作っているかということを感じていただけることでしょう。ケニアのコーヒーに、「明るい東アフリカ産のコーヒー」という確固たる地位をもっと確立して欲しい、と我々は願っています。ケニア産コーヒーには「価格」という唯一の難点があるということは否めません。しかし、それ以外の項目では、ケニアが他国のコーヒーに負けることはありません。我々は今後も、他では出会うことが出来ないマイクロロットを探し出し、皆さんに提供することが出来ればと考えています。87点以上のスコアでリーズナブルな価格の、コンテナ1本分もの量のロットを見つけ出し、ブレンドやエスプレッソ用にもっと気軽に使ってもらうことで、業界内でのケニアの認知と評価を高める手助けが出来ればと考えています。

お問い合わせはお気軽にお電話(TEL:0798-35-2980※受付時間:平日9:00〜18:00)またはメールで〜メールフォームからお問合わせはこちら

PAGE TOP ∧